リフォームをする

入居希望者は、清潔で美しい物件に住みたいと思っています。築年数が古くても、内装・外装のリフォームがなされ美しく保たれている物件は、入居需要が高く、空室が長期化することもありません。内装や外装のリフォームを実施して、入居希望者が住みたくなる住環境の整備に努め、満室経営を実現しましょう。
ここでは、内装・外装のリフォームについてご紹介します。

建物の第一印象は内装と外装の美しさで決まる

入居者様から見たアパートや賃貸マンションの第一印象は、内装と外装の美しさで決まるといっても過言ではありません。仲介業者が入居希望者を案内したときが、第一印象を決める鍵になります。そのためには、定期的に建物のメンテナンスを行なうことが重要です。特にリフォームを行なえば、美しさや清潔感を取り戻すことができ、住み心地や安全性、さらに耐久性の向上につなげることができます。

建物の第一印象は内装と外装の美しさで決まる!

内装のリフォーム

内装のリフォームの代表例としては、床のカーペットやクッションフロアーをフローリングにしたり、クロスを張り替えるなどの方法があります。

①フローリングへの張り替え

フローリングの材質を選ぶ
フローリングの材質は、単層(ムク)と複層(複合)の2つがあります。単層のフローリング材は、主に天然木を使用していますので価格は高めですが、断熱性や調湿性に優れているという利点があります。一方、複層のフローリング材は、合板の表面に薄い天然木を張り合わせた物で、比較的価格も安く、ソリや狂いなどが起こりにくいといったメリットがあり、集合住宅で多く用いられています。
防音効果が高い物を選ぶ
集合住宅では、階下に音が伝わって苦情になるケースが見られます。そこで、フローリングに張り替える場合は、防音効果の高い物を選ぶと良いでしょう。最近は、裏面にクッション材を施して遮音性を高めたフローリング材が主流となっていますが、床の構造によっては使用できるフローリング材が異なりますので、事前に専門家と相談するようにしましょう。
安全性に優れた床暖房が人気
近年では、フローリングへのリフォーム時に床暖房を導入するケースも見られます。床暖房には電気式や温水式、蓄熱式などの種類があり、床から放出される熱で部屋全体を暖めるのが特長で、床面が最も温度が高く、天井に近づく程少しずつ温度が下がります。
床暖房は空気の乾燥も少なく、風や音、においなどもほとんどないといったメリットがあります。
フローリングへの張替え時のポイント ・材質(単層、複層)で選ぶ ・防音効果が高い物で選ぶ ・床暖房の導入を検討する

②クロスの張り替え

クロスのの張り替え部屋のイメージは、クロスを張り替えただけでも大きく変化します。
最近では、健康に配慮する入居者様が多いため、シックハウス対策を考慮したクロスが注目されています。また、防火性能の高い物や、珪藻土(けいそうど)を用いた物、マイナスイオン効果のあるクロスなどもあります。

外装のリフォーム

外装のリフォームの代表例としては、屋根と外壁のリフォームがあります。
屋根をリフォームする場合は、屋根の状態やリフォームの目的などを考慮してリフォーム方法を選ぶようにしましょう。

①屋根のリフォーム

外観の美しさの維持とともに、住まいの安全面からも必要なのが屋根のリフォームです。屋根のリフォームには、「塗り替え」、「重ね葺き」、「葺(ふ)き替え」の3つの方法があります。

塗り替え
屋根材の汚れやサビを落とし、破損箇所を補修して塗装をする方法です。費用が比較的安価で、補修工事が短期間で済むのがメリットです。
重ね葺き
屋根材が金属屋根(金属板を加工して造られた屋根の総称)や化粧スレート(無石綿セメントスレート)のアパートなどに用いられる方法です。既存の屋根をはがさず、その上から新しい屋根材を施しますので、遮熱性・防音性も向上するというメリットがあります。
葺き替え
現在の屋根材をはがして、新しい屋根材を葺(ふ)く方法です。屋根の耐久性はもちろん、建物自体の耐久性も向上するというメリットがあります。

②外壁のリフォーム

外壁は言わば住まいの「防具」であり、雨や風、熱、騒音などを遮断する役割を果たしてくれます。
外壁のリフォームには、「塗り替え」、「張り替え」、「重ね張り」の3つの方法があります。

塗り替え
外壁をペンキで塗り替えるリフォーム方法です。外壁を塗り替えることで、ひび割れや水漏れを防ぎ、建物自体の寿命を伸ばすことができます。
張り替え
外壁材を取り替えるリフォーム方法です。木造アパートでは、「サイディングボード」と呼ばれる不燃外壁材を使うのが一般的です。「サイディングボード」を選ぶ場合は、断熱や防音性に優れた物を選ぶようにします。
重ね張り
従来の壁の上に新しいサイディングを張るリフォーム方法です。廃材を処分しないですむため、環境に優しく、コストも節約できます。また、「重ね張り」は壁が二重になるため、防音効果や耐久性が高まるというメリットもあります。

3つの方法のうち、既存の壁がしっかりしている場合は、「重ね張り」が最も手軽な方法と言えます。また、「張り替え」や「重ね張り」を行なう場合には、既存の外壁より重い材料を選ぶと建物に負担がかかり、結果的に補強が必要になってしまうことがあるため、事前に専門業者に相談することが大切です。
入居者様の安心と信用を確保するためにも、建物の外壁の状態に適したリフォームを行なうようにしましょう。