アパート・賃貸マンションを建てる

建物の建築・資金計画が決定したら、次に大家さんがするべきことは、建築会社と契約を締結することです。
ここでは、建築会社と契約を締結する際に大家さんが確認しておくことをご紹介します。

建築会社を決定する前に確認しておくこと

大家さんにとって建築会社を決定することは、理想の建物を作り上げるための重要なポイントです。
工事を安心して任せられる建築会社を選ぶために、契約の締結前までに以下のポイントを再度確認しておきましょう。

財務内容を確認する

もし、工事期間中に建築会社が倒産したら、既に建築会社に支払った工事費は戻ってきません。
最悪の場合、大家さんの借金だけが残り、工事が一向に進まないこともあります。
たとえ、建築会社が提案する建築費が安くても簡単に契約せず、安心して任せられる建築会社であるか財務内容をしっかりと確認しておきましょう。

建築会社の財務内容を確認する

会社規模・工事実績を確認する

建築会社の規模や工事実績も建築会社を決定するために確認しておきたいポイントのひとつです。
工事の実績が多い建築会社は、現場の処理にも慣れており、また優秀な現場監督がいたり、近隣の苦情にも迅速に対処してくれますので、安心感があります。

アフターフォローがあるか確認する

アパート・賃貸マンションは、時の経過と共に、構造面での問題や設備機能の不具合が生じてきます。
そうしたときに、建築会社が修繕に対する保証や入居者様からの苦情に対応してくれるか確認しておきましょう。

アフターフォローがあるか確認する

契約内容を確認する

建築会社が決定したら、いよいよ工事請負契約を締結します。
契約時に必要な書類は「工事請負契約書」、「契約約款」、「工事費内訳書(見積など)」、「設計図書(仕様書や仕上表、設計図面)」です。
契約後のトラブルを防止するため、契約書への署名、捺印前には上記の書類内容も、建築会社と確認するようにしましょう。

契約書類の確認事項

工事請負契約書
  • 工事請負契約書に記載の必要な書類が添付されているか
  • 工事の着工日、完成日(引渡し日)がはっきり記載してあるか
  • 請負代金は正しく書かれ、支払い方法、支払い期日が打ち合わせ通りか
  • 請負者である依頼先の会社の社名、住所が正しく記載され、捺印されているか
  • 契約日は契約した日になっているか 工事請負契約書はペン書きになっているか
契約約款
  • 設計変更、工事の追加、変更、中止があった場合の取り決めはどうなっているか
  • 労災保険や建設工事保険に加入しているか
  • 工事が遅延したり、支払いが遅延した場合の違約金はどうなっているか
  • 第三者に損害を与えた場合の負担はどうなっているか
  • 紛争が生じた場合の処理方法はどのようになっているか
  • 工事完成後に見つかった欠陥の修理や賠償などの保証の範囲と期間はどうなっているか(瑕疵担保責任)
  • アフターサービスはどうなっているか
工事費内訳書
  • 契約金額、及び設計図書との違いはないか
設計図書(仕様書や仕上表、設計図面)
  • 契約前の最終確認時と同じ内容か

必要書類を保管する

工事を開始してから、プランの変更や追加工事が出てくる場合があります。
そのときは、現場で口約束するのではなく書面に残して、書類をまとめて保管しておきましょう。
そうすれば、工事中に建築会社とトラブルが発生したときも、契約書類がありますので安心して対応することができます。